序章

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「明久君。素直にならないと私のこの思いがさらに増しますよ?」 「そうよアキ。私だって瑞希に負けないんだから」 「アキくん。あなたも男の子だから仕方がないですけど」 「「「いい加減薄情しないとさらに石を乗せるわよ」」」 僕は今、この三人に昔の拷問器具で責められてる 彼女達の殺意のこもった笑顔が怖い 「三人とも……だから……」 「言い訳無用!!」 「ぐぇっ」 ドスッと僕の膝の上に美波がまた重たい石を置いてくる もはや何を言っても聞く耳持たない 「だって仕方がないじゃん!!そこに秀吉がいるんだもん!!!」 ドスッドスッドスッ さらに石が積み重なっていく もぅ……限界…………… どうしてこんな拷問を受けているのか…… それは数分前の出来事に遡る
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