第一話

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人間が一人また一人と離れていけば、“あいつら”が代わりに増えていく。 魔力が無いという、それだけでも不気味な存在。 なのに神は、さらに俺を不気味な存在にしたいらしい。 俺には見えて、みんなには見えない。 俺は“一人”言なんか言わないし、ただあいつらと話してるだけなのに。 あいつらがしたことなのに、全て俺がしたことになる。 あいつらさえいなければ、俺は魔力無しの不気味な存在だけだったのに、あいつらのせいで俺は 精霊が見える不気味な存在 になった。  
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