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生まれはごくごく普通の中級家庭
両親にも愛され、兄弟とも日々喧嘩をしつつ仲良くやっている
まぁ容姿まで普通なのは置いておこう
「トウヤ、明日の入学式の案内見た?
まだ下においてあったけど」
青みがかった黒髪を揺らし、万人に愛される容姿をしているのは我が麗しの姉上
明日入学する魔法学校ではファンクラブなるものがあるとか無いとか
同じ両親の下に生まれてきたというのにこの差
神様はなんとも理不尽である
「んー
見たけど、なんかよくわからんかった」
「……あんたね
まぁいいわ、どうせ毎年変わらないだろうし
魔力の測定が多分あるだろうからしっかり封印具付けてくのよ」
「へいへい」
適当な返事をかえす俺を睨むと、ねーちゃんは自分の部屋に帰っていった
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