猫DE小判

利他的行動

利他的行動と言う言葉があります。利他的行動とは、人や動物などの個体が自らの損失を顧みず、他の個体の利益を図る行動です。

わかり易く言うなら、献身。少し意味合いが違ってきますが、思いやりと言う言葉に近いですね。

先日、仕事中にこんな事がありました。

僕の仕事場は田舎のしょぼくれた工場です。毎日毎日、これ何に使うの？って思うような部品をﾊﾞｯｺﾝﾊﾞｯｺﾝ作ってます。で、その部品を今にもﾀｲﾔがﾓﾛｯと取れて飛んでいっちゃいそうな、もっさい軽ﾄﾗｯｸで取引先に納めに行く訳ですよ。で、その日も僕はもっさい軽ﾄﾗｯｸに乗って、いざ取引先に向かおうとしてたんですね。そしたら、ｶﾞｿﾘﾝのﾒｰﾀｰがもう今にもﾗﾝﾌﾟ着いちゃうぞっといった面持ちで『E』を指してるではないですか。うちの会社には、ｶﾞｿﾘﾝが少なくなったら出掛けた時に入れてくると言う暗黙の了解があるのですが、どいつかがそれを破りやがったと、もぉ僕は鬼の形相でぷんすか1人で怒ってたんですよ。まぁ、そんな事するのはあいつしかいないと。うちの工場で働く、僕より一回りほど違うｲﾝﾊﾟﾙｽの堤下に顔が酷似したおっさん。やつしかいないと。もぉ、車の中で怒り狂ってましたよ。大体そういうﾏﾅｰがなってないと。そう思ってたらですね、また別の事を思い出したんですよ。

1、2年ほど前ですかね。僕が仕事中に猛烈激烈な便意が襲ってきた事がありまして、まぁ第一波、第二波はなんとか乗り越えたんですがね、強烈な第三波がやってきまして、もう限界だと。たとえﾄｲﾚの前に神取忍が仁王立ちしててもぶん殴ってﾄｲﾚに駆け込めちゃうほど限界だったんです。そんな訳で仕事なんかほっぽり出してﾄｲﾚに駆け込み、ｽﾞﾎﾞﾝを降ろす、座る、出すの3つの行動を同時に行い、排便によるｽｯｷﾘ感を満喫して、しばらく余韻に浸ってたんですよ。したらまぁ、みなさんなんとなく予想は付くと思いますが、絵に描いたように紙がないんですよ。掛かってるやつだけじゃなくて、ｽﾄｯｸすらもないんです。もう本当ありえない。紙がないとかありえない。しばらく考えたのですが、やはりそのままｽﾞﾎﾞﾝを履くしかないと言う結論に至り、そのまま履いたんです。そして、外にあるﾄｲﾚｯﾄﾍﾟｰﾊﾟｰ置き場から3束ほど鷲掴み、またﾄｲﾚに戻って幾度となく尻を拭きました。