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いつも通りの毎日、いつも通りの景色、今日も変わらない一日。
自分の存在を見失ってきたのは、このぐらいからだ。
子供の頃から虐待にあっていた。
体に傷があるのはいつものこと、ひどい時は服に血が浮き出るほど…
母親は世間体ばかり気にする人だ。
母親の夫は、ある病院で医者をしている。そう毒ターだ。
こいつが俺にとっては最悪な男だった。医者という奴は人の体に傷をつけるのもうまい。
母親のきずかぬ時、きずかぬ場所を痛めつける、人の顔をした悪魔だ。
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