始まり

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私が素直になれる場所はここにはない そー思った。    家に帰ろう。 九州の田舎から出てきた私は荷造りさえし始めていた。 しかし、私の性格は許してくれない。     あと少し・・・     あと少し・・・  そして1年が経った頃 私は心を多少許せる人たちと仲良くなれた。  「上坂。今日もここかぁー。暇人だな」  「そんなことないよ。色々忙しいんだよ。」  「ゲームだろ」    他愛のない会話    居心地がよかった。  仕事場の重圧が消えていくようだった。
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