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(…………さて、落ち着こうか俺。オーバーテクノロジー? 何処の世界にそんな漫画みたいな設定がある? 何言ってんのこいつ?)
高崎は浅く深呼吸をし、口を開いた。
「何言ってんの?」
その言葉に自信満々の表情で胸を張ったままだったライカが表情を崩した?
「ああ! 私が言ったこと信じて無いでしょう!?」
「いや、だって、いきなりオーバーテクノロジー何て言われても、ねぇ?」
高崎は肩を竦めながら、眉をひそめた。
この高崎の表情を見たライカはますます肩を揺らして、語気を荒げた。
「そこまで疑う様なら証拠を見せてやる!」
「お願いします」
すると、ライカは高崎の胸に"ズビッ"と指をさした。
つられて、高崎も自分の胸を見てみる。
「胸見てみて!」
「はい?」
「良いから胸見てみて!」
(何だ?)
高崎は訝しげながら着ていたシャツを脱ぎ、自分の胸を見た。
そして、今まで彼が生きてきた16年間の中で最も大きな驚きに包まれた。
高崎の胸にはあの某有名スペシウム光線を放つ巨人のように、縦に長い楕円系の青い宝石のような物がついていた。
その宝石は完全に高崎の胸に埋め込まれており、脈動するかのように青い光が強弱している。
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