序章『夢王子』

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気が付くと私は花畑にいた。 寒色ばかりの花たちが私を取り囲んでいる。 さらに、氷よりも冷たいのではないかと思う程の雨が私の肌を貫こうとする。 『私、辛いの?悲しいの?』 答えは出ないが、目からほんのり温かい雨も降り出した。
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