ぜろ_1

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真っ暗な空の下、僕は歩いていた。  なにをするでもなく、ただただ歩いていた。  ふと視線を感じて  周りを見渡したらこちらを睨んでる人間が三人ほどいた。 僕の世界にはコアという不思議な力を使う人間が沢山いる。 僕のコアは言霊と魔眼。言霊は言葉を使い相手に攻撃をしたり治療をしていく。魔眼はモノの死を視たり、透視ができたりする。切ろうと思えば切れる。  コアを使い犯罪に手を染める者もいる。コア使い専門の処刑人がいる位だ。 (まあ…僕はその処刑人の一人なんだけど…。今日はただ散歩をしていただけなのに。残念…)  ここ最近頻発するコア使いによる襲撃事件はこの三人によるものだろう。  観察していたのに気付いたらしい。三人が同時に出てきた。 右端の男は右腕が刃のようになっていた。真ん中の女は外見的にはあまりかわりがなかった。透視をしてみると、両手両足全てが金属。左側の女は銃を持っていた。目にコアの反応があったから、魔眼と思ってよさそうだ。  _
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