ぜろ_2

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気が付いたら、空が目の前にあった 「…どこ?」 キョロキョロと周りをみた 誰も…いない? 空間全体が空色だ… 「すず…」 後ろから声がした 「誰?」 後ろには目が虚ろな女性がいた 「市…すずに会いたかった…」 「市…? あ…さっきの声…貴女?」 「そう…ここは市の夢…市の…居る世界に来て…?」 「うん…行く…いっちゃん、僕を待っててね」 「待ってる…市は…長政さまの…所にいる…から…」 「長政…? 浅井長政…?」 「…そう」 いっちゃんの笑った顔が見れたと思ったら、また意識が遠退いた。
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