憎悪…………第十二章

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「了解って言っても大体頼むの決まってるからな」 「俺達たぶん常連さんに入るんじゃないか」 「それは言えてる」 予想通りにいつも食べる物を注文して飯を食べる。 「いや~豚串美味いわ」 「いっつもそれ言ってるよな」 「美味い物を美味いと言って何が悪い」 談笑しながら笑う僕ら。 出てきた料理を一通り食べて食後に一服をして店を出た。 「このあとどうする?」 「まぁすること無いし帰って寝るわ」 「わかった、じゃあ明日な」 「おう、また明日」 そう言って流也と分かれて車が置いてある駐車場に向かった。 大通りに出てしばらく歩き中道に入る。 すると… 「ガシャン」 と何かが割れる音がした。 「…なんだ?」 中道を進んでいくと何だか騒ぎ声が聞こえた。 近くに行ってみると二人の男が言い合いをしていた、一人は黒いスーツを着た黒髪の男、もう一人は若い感じの服を着て金髪だった。 「…」 触らぬ神に祟り無し、そう思いその場から離れようとした。 「じゃあもう知らねえからな!!」 「ああ!!テメェに話した俺が馬鹿だった!!」 「せいぜい逃げ回って捕まれや!!」 「捕まるかっつ~の!!」 そう言って金髪の男はこちらに歩いてきた。
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