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「了解って言っても大体頼むの決まってるからな」
「俺達たぶん常連さんに入るんじゃないか」
「それは言えてる」
予想通りにいつも食べる物を注文して飯を食べる。
「いや~豚串美味いわ」
「いっつもそれ言ってるよな」
「美味い物を美味いと言って何が悪い」
談笑しながら笑う僕ら。
出てきた料理を一通り食べて食後に一服をして店を出た。
「このあとどうする?」
「まぁすること無いし帰って寝るわ」
「わかった、じゃあ明日な」
「おう、また明日」
そう言って流也と分かれて車が置いてある駐車場に向かった。
大通りに出てしばらく歩き中道に入る。
すると…
「ガシャン」
と何かが割れる音がした。
「…なんだ?」
中道を進んでいくと何だか騒ぎ声が聞こえた。
近くに行ってみると二人の男が言い合いをしていた、一人は黒いスーツを着た黒髪の男、もう一人は若い感じの服を着て金髪だった。
「…」
触らぬ神に祟り無し、そう思いその場から離れようとした。
「じゃあもう知らねえからな!!」
「ああ!!テメェに話した俺が馬鹿だった!!」
「せいぜい逃げ回って捕まれや!!」
「捕まるかっつ~の!!」
そう言って金髪の男はこちらに歩いてきた。
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