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次の日…
いつものように仕事に行き、いつものように家に帰った。
昨日の事は思っていたより気になっていない、きっともう少ししたら気にならなくなるだろう。
本当は警察に言った方がいいのかもしれない。
けど、自分で罪を感じて自分から自首することが1番いい方法だと思った。
だからいつか自首してくれる事をまた信じて眠りについた。
また次の日。
流也に呼び出されて早めに店に行った。
「おはよう」
「おっす」
「今日はどうした?」
「いや、ちょっと聞いてほしい事があってな」
頭を掻きつつ流也はそう話す、深刻な話しだろうか。
「…なんだ?」
「善、俺さ、京子とさ…その」
「…その?」
思わず身を乗り出す、そんなに深刻なだろうか。
「一緒に…なろうと…思うんだよね」
「…はい?」
「いや、だから一緒になろうと…」
「…」
思わず数秒かたまってしまう。
「はいぃ!!?」
「お前、ちゃんと聞…」
「プロポーズか!!?」
「い…て」
「待て!!早まるな!!確かに給料は上がったけど京子さんが何て言うか!!言うなら言うでちゃんと作戦を!!」
「いや、それは昨日したんだ」
「…えっ?」
また数秒かたまる。
「したんだよ、プロポーズ」
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