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「っで…他には何が決まってんだ?」
「まぁ、とりあえず京子の親に挨拶しに行く事かな」
「他は?」
「…それだけだけど」
「そっか…」
「ああ…つ~か何でお前がここに?」
「学校つまらないのでサボって暇潰しに街歩いてから店の前に来たら鍵開いてたので来ました!!」
にっこりと笑いながら話すバイトの子。
「いや、そりゃ駄目だろ」
流也のツッコミももっともだ。
「まぁまぁ」
「まだ時間あるだろ、行け」
「えぇ~…」
「そうだそうだ」
流也に便乗する僕。
「…じゃあ送って下さい」
「じゃあ上で待ってろ、車の鍵取ってくる」
「え~!!!!奥さん出来る人は働いて下さい」
「なんだそれ!!!」
「善さんお願いします」
「えっ!!俺!?」
またにっこりとする…何かイラつくわ。
「はい!!」
「お~行ってこい行ってこい」
「じゃあレッツゴー!!」
「なんで…俺」
「いいからいいから」
そう言って腕を掴まれて車に連れていかれた。
車に乗り込み、嫌々だが送るしか無い事を悟る。
「学校どこだ?」
「あっ!ガソリン無いですよ、入れていきましょう」
「…ハァ」
確かにガソリンが無かったのでガソリンスタンドに行き、ガソリンを入れる。
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