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朝起きてさっそくCDを借りに行った。
女の子が喜ぶ歌、とりあえず何となく聞いたことのある曲を借りて車の中で聞いてみた…。
ラップが結構多い事に驚き不安になってくる、こんなの歌えるんだろうか…。
ある意味苦手分野だ、覚えるのが大変だが何とかやってみようと思う。
こうして僕は遊ぶ日まで借りた曲を練習した。
こうやって零香の事を考える時間、仕事をしていても少しの間考えてみると何だか頑張れたんだ。
別に頑張ってる男が好き、なんて言われたことはない。
けど何だか頑張れた、その訳はずっとわからないだろう。
けどもしかしたらこの時点で僕は後悔しているのかもしれない…。
出会ってしまい…。
遊んでしまい…。
そして好きになってしまった……。
きっと僕に好きになる感情がなければ。
零香と出会っていなければ…。
僕は後悔しなかったのだろう。
後悔、それは…悔やむこと。
そして自分の存在を憎む事だと僕は後々知ることになる。
そして自分の中に隠れていたもう一人の自分を後々に知ることになる……。
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