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「いや、何か悪いかなって思って…」
…クソ、流也め。
「「…………」」
…まずいな、何か言わないと…。
「とっとりあえずもうカラオケいく?」
「あっそっその前にちょっと行きたいところあるんだけど良いかな?」
「うん、いいよ」
良かった、いざ2人で会うとなると何を話せばいいかと思ったが何とか会話が続いてる。
僕達はとりあえず零香が行きたいところに行くことにした。
「ここなんだけど……いいかな?」
…飯屋だ、お腹が空いてたのか。
「あっ駄目だったかな、実は昨日の夜から何にも食べてなくて」
「いや、いいよ、いいよ、俺も昼何も食べてないからさ、ちょうど腹減ってたし」
「……ごめんね」
何故謝るのかわからなかったがそんな事は気にせずに僕らは店に入った。
「ふ~生き返った~」
「良く食ったねぇ、俺より食ってたんじゃない?」
「いやぁ、それはないってば!」
ご飯を食べ終わって僕達はそのまま席から立たずに少し話をしていた、その内にだんだんと僕の緊張もほぐれて席を立つ頃には緊張はほぼ無くなっていたと思う。
零香も緊張がほぐれたのが何となく笑顔から察しられた。
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