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「じゃあカラオケいく?」
「うん、行く行く」
僕達はお腹が膨れたところでカラオケに行くことにした。
カラオケまでは歩いて五分もかからない、途中僕達の行くカラオケは持ち込みが出来る場所なのでコンビニによって飲み物を買って行った、カラオケはそんなに混んでいなくすぐに部屋に入れた。
「最初は善が歌ってくれるんだよね?」
零香は先手とばかりにニヤニヤしながらそう口にする。
「いや、誘ってきたのは零香だから零香が先に…」
「恥ずかしいから善が先に歌ってよ」
ちょっと困った顔で言って来たので恥ずかしながら先に歌った。
歌う曲は当然練習してきた曲、ラップが入っている曲だ…、が何かあんまり受けが良くなかった、歌い終わってからシ~ンとした空気が流れる…。
……あれ?
続いて零香の歌だ…ウマイ……そこら辺にいるやつより数段ウマイ、何か一緒に歌うのが恥ずかしくなってきた…。
そして曲が終り思わず拍手。
「いや、旨いね!」
「そっそうかな、うまく無いよでもありがとう」
ニッコリ笑って言い返してきた、その顔が可愛すぎて思わず目をそらす。
「善はバラードとか歌わないの?」
「いや、本当はそっちの方が得意なんだけど…なんで?」
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