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結局、僕は眠れなかった。
目が腫れぼったい。
ずっと泣いていたから…
幸い、今日は休日だ。
「おはよう…」
「あら、おはよう。
今日ははやいのね。
朝ご飯は…」
「いい。いらない」
「そう…」
僕は朝ご飯を食べずに、家を出た。
「行ってきます…」
限界のドアを閉めたら、また涙が出てきた。
「っ…」
涙を拭う。
もしかしたら、昨日の事は夢だったのかもしれない。
と思い、部屋を見渡して、ふすまを開けたけど、誰もいなかった。
あのまま一人でいたら、狂ってしまいそうだった。
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