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家を出た僕は、手当たり次第に「ドラえもん知りませんか?」と聞いて回った。
声をかけた全員が、知らなかった。
それどころか、僕を不思議な目で見るのだ。
今まで見た事もないような表情で、何か珍しいものでも見るような…
空き地…そうだ空き地だ…!
空き地に行けば、いつものみんながいるはず!
みんなドラえもんの事を知っているはず!
僕は急いで空き地に向かう。
空き地に向かっている間、まわりの人が僕を見ていたが、そんな事気にしない。
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