「怨み電話」

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    ―それから幾日か過ぎ 社内にはいつもよりも笑顔 あふれるリエの顔がいた―。   "私をけなす人は誰もいない…"   それがリエの心を 優越感にひたらせていた   "私をいじめる人がいたら  電話一本で消してしまえる  るんだもの"   "もう私に怖いものはないわ"     リエは怨む者をは次々に 消していった―。 いつしかリエのまわりには リエを良く思う人しか いなくなっていった   邪魔をする者が いなくなったためか リエの成績も順調に上がり 上司からもよく 思われるようになり リエの日常は好調に 進んでいった――。   だが日々変わるリエの姿に 親友のキョウコは少し 違和感を感じていた…。
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