43人が本棚に入れています
本棚に追加
キョウコはリエの行動を
見張るようになる
リエが携帯電話をとり
屋上へ上がる
キョウコはあとを追った
屋上の片隅で電話するリエ
キョウコはそれを物陰に
隠れてみるー。
"リエのやつ最近電話で
抜け出す事が多いけど
一体誰と話してるんだろ"
最初は軽い好奇心から
電話を盗み聞きしていた
キョウコだったが
リエの放った一言に
一瞬耳を疑った
「…おかげで私の生活も
楽になりました。岡崎も
ユリコもいつも嫌み
言ってた大家サンも
怨み電話のおかげで
すっかりいなくなって
くれたましたし
もう心が晴れました…」
リエの口から聞こえたのは
最近不自然な死に方を遂げた
者の名前たちだ…
"まさかリエが?"
キョウコはとんでもない
事を考えてしまう
警察に連絡しないと‥
キョウコは携帯電話を
手にする
"チャララン…"
携帯電話を開けると
オープンメロディが鳴動した
「!?」
音に気づいたリエは
恐ろしい顔で振り向いた―!!
最初のコメントを投稿しよう!