「怨み電話」

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  デスクでぼーっとするリエ キョウコがそれを見て心配そうに話しかける   「リエ大丈夫?」   「うん…」と一言返すリエ まさかあの電話が本物だった とは…リエは魂が抜けた人形 のようにぽかんとしたままだ   そこへドサ ッと リエの前に沢山の書類が 無造作に置かれたー。   同僚のユリコだー。   「ごめ~んねリエ。コレ  頼める?実は家の親戚が  突然倒れたみたいで~。  すぐ行かないといけなく  なったんだけどでもこれ  明日までに仕上げないと  いけなくてね?リエ。  お願い!頼めないかな…」   「え?」   「じゃあ、お願いね!」 と言ってユリコはリエの 返事を待たず出て行く―…   「ね、ちょっと!!」   時すでに遅く、 もうそこにユリコの姿は なかった―…。
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