第零章

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直人「グサッ!」 一瞬身体を強張らせ、片手で胸を押さえる直人 一刀「それとも、水泳部の友人に紹介してもらった1年の後輩の子か?」 直人「グサグサッ!」 更に問いかけるとわざわざ口で効果音を言いながら、今度は両手で胸を押さえる 一刀「なんだ、違うのか」 すると直人は肩を震わせ、やがて 直人「んなもん、とっくにフラレとるわーッ!!」 顔を真っ赤にした状態で振り返りながら叫ぶ 勇「だな。この間も散々その事で愚痴られたし」 勇はいきなり自分の家に押しかけてきて、散々愚痴を吐きまくっていた時の事を思い出す。酒とつまみではなく、ジュースと菓子を持ち込むのは学生らしさだろう 直人「やめて、これ以上心の傷を抉らんといて・・・」 その一言がトドメとなり直人はガックリと肩を落としてうな垂れた
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