第零章

11/18

243人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
直人「おう、なれなれっ!男はやっぱ若い内は猿やないとあかんっ!!」 そう言って、一刀の肩をバシバシと叩くと 勇「まぁ・・頑張れ。一刀もそんなに顔は悪くねぇしよ」 そしてそんな光景に勇が他人事の様に声を掛けると 直人「何言うとるんっ!?ゆうやんも猿にならんと、あっという間に青春なんて通り過ぎてまうで。ゆうやんかて彼女欲しいやろ?」 ありえん!そんな様子で直人が尋ねると勇は肯定とも否定とも取れない曖昧な態度で 勇「まぁ、欲しくないと言えばうそになるけどよ・・今は道場を継ぐための強さを一日も早く身に付けねぇとな」 そして道場に関するフレーズだけはきっぱりと言うと、直人は二、三回瞬きしてから 直人「ゆうやん、それはアカン。んな事言うとったら人生の落伍者の仲間入りやで?ここに落伍者予備軍もいるわけやし・・」 諭すような言い方をしながら一刀の肩に手を置こうとすると
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加