第零章

12/18

243人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
一刀「うるせっ!」 そう言いながら一刀がその手を避けようとした時 一刀「あっ、わりぃ」 その拍子に自分達を追い抜こうとした生徒とぶつかり、一刀は咄嗟に謝ったが 少年「・・・ちっ」 少年は一刀を一瞥した後、舌打ちをして歩き去っていった 直人「なんや、あれ?感じわるいのぉ」 直人が目を細めながら少年の背をみやる 一刀「・・・」 勇「ん?どうかしたか一刀」 ただ目をやってるだけの直人と違い、一刀は少年の事をジッと見つめていたため、勇が声を掛けると 一刀「いや、あんな奴俺達の学校に居たかな?って」 やがて一刀は少年から目を外し勇の方を向いた。勇達の聖フランチェスカ学園は少し前までは女学校で最近、共学になったばかり。そのため男子の生徒自体がそんなに多くない
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加