第零章

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直人(アカン。ダメやこいつら、はよ何とかせんと・・) 青春真っ盛りの筈なのに色気の欠片も無いのに加え、時代錯誤な青春時代を送ってる二人(勇に至ってはそれが最優先事項になってる)が本気で心配になってきた直人が何気なく視線を巡らせると 直人「おろっ?なぁ、二人とも。あいつ、さっきのさっきの奴ちゃうの?」 少年「・・・」 何かを見つけた直人が二人を呼んで、軽く指差した先にさっき外で一刀にぶつかった少年が展示品である銅鏡を食い入る様に見つめていた 一刀「おっ?ホントだ。あいつも此処が目当てだったんだな」 勇「て言うか、この時期学校に来る奴なんて大体が此処目当てだろ」 勇がさも当たり前の事の様に言った後、直人と勇は展示品に目を戻そうとしたが 勇「ん、どうした一刀?」 一刀だけはあの少年の方をじっと見ていたため、勇が声を掛けると 直人「あいつがどうかしたん・・・ハッ!ま、まさかかずピーってウホッ!やったんや?!」
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