第零章

2/18

243人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
部屋に置かれた携帯が鳴り響く。そして、それから暫くすると ??「うっ・・朝、か」 それを聞き一人の少年がベットからゆっくりと身体を起こし、背伸びをした後に目覚まし代わりにしていた携帯を止めた ??(今日は・・終業式だっけ) まだ、ボーっとする頭で今日の予定を考えながら制服に着替え、椅子の上に置いてあった鞄を手に取る ??「んっ、やけに軽いな?一応、午前中は授業なんだが・・」 そう呟き、少年は鞄を開けた。其処には今日の授業で使う道具が・・・入ってなかった ??「やべっ!今日使う授業道具、準備し忘れてんじゃねぇかっ!!」 ボーっとしてた頭も完全に冴え、少年は大急ぎで鞄の中に教科書や筆記道具を詰めていく。そして最後に制服の胸ポケットに生徒手帳を入れて、部屋から出て行った その生徒手帳の所有者の身元を現すページ、其処にはこう書かれている 聖フランチェスカ学園2年A組、蘇芳勇(スオウイサミ)、と
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加