第零章

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そして自室を出て、隣の空き部屋を通り越して階段を駆け下りると ??「起きたか。既に朝食の支度は出来ておる。早く顔を洗ってきなさい」 丁度、居間では祖父が朝食の支度を終え、最後に味噌汁の入った茶碗をテーブルに置いた所だった 勇「判りました」 そして、椅子に鞄を置いて洗面所へと向かっていく ・ ・ ・ それから朝食を取った後、勇は自宅兼道場を出て学校へと向かう。その間も考えているのは冬休みの事 勇(この冬休みの間こそ、祖父から一本ぐらいは取らないとな。剣の修練を始めてもう長いし・・・) 勇は物心の付いた頃から剣術を習っている。そのため、周りの人間よりは強い。だが、それでも師である祖父から一本も取れた事がない
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