病院

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いつも通り青空の手を握って寝顔を見ていたら、看護師が入ってきた 「青空くんのことで先生から話があるそうです」 看護師の顔を見ると気まずそうに顔を伏せていた あまりいい結果ではなかったんだな、そう思いながらドクドクなる心臓を手で押さえ、先生のもとに行った 部屋に着くと先生はカルテを見ていた顔を上げ、そこに座ってくださいと言った。 「青空くんの検査をしたところ、心臓の負担が原因でした。何か運動はしましたか?」 先生が神妙な面持ちで聞いてくる 「…し、ました…」 俺が抱いたせいで… この先生は気付いてるのか軽蔑した目だ 「それはどんな運動ですか?」 俺は真っ直ぐ目を見て言った 「青空を愛しました」 俺は何も悪くない。俺たちが出した答えだ、 .
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