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『まあ、それでいいです。
私は神です』
冗談のつもりだったが、少女は神様で異存はないらしい。
「なんか適当だな。
まあ死んだ後だし神様がいても不思議じゃないか」
いやでもおかしいだろ。
色々有り過ぎて感覚が麻痺してきた気がする。
『分かって頂いて良かったです。
ところで、実はあなたにお願いがあります』
「お願い?」
『はい。大切なことです』
神様は一呼吸おき、慎重に話し始めた。
『あなたは死にました。
しかし、あなたは蘇生するチャンスがあります』
「生き返ることが出来るってことか?
マジかよ、割と緩いんだな死んだあとも」
『マジです。ただ緩くはないですよ。
あなたはこれから異世界へ行くかどうかの選択が出来ます。
近い将来、滅亡する世界です。
あなたには、その世界を救って欲しいのです』
「……はい?」
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