第一章

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『まあ、それでいいです。 私は神です』 冗談のつもりだったが、少女は神様で異存はないらしい。 「なんか適当だな。 まあ死んだ後だし神様がいても不思議じゃないか」 いやでもおかしいだろ。 色々有り過ぎて感覚が麻痺してきた気がする。 『分かって頂いて良かったです。 ところで、実はあなたにお願いがあります』 「お願い?」 『はい。大切なことです』 神様は一呼吸おき、慎重に話し始めた。 『あなたは死にました。 しかし、あなたは蘇生するチャンスがあります』 「生き返ることが出来るってことか? マジかよ、割と緩いんだな死んだあとも」 『マジです。ただ緩くはないですよ。 あなたはこれから異世界へ行くかどうかの選択が出来ます。 近い将来、滅亡する世界です。 あなたには、その世界を救って欲しいのです』 「……はい?」
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