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『救えなかったら、あなたもその世界もろとも心中することになります。
救う事に成功すれば、あなたを元の世界の死亡前の時まで戻して差し上げますよ』
「いやいや、平凡な男子高校生にそんな無茶ぶりして、神様正気ですか?」
『勿論です』
神様の肯定には躊躇いもなく、そこまで率直に言われるとそれが当然の事のように思えてくるから不思議だ。
「それにしても死んだ後の仕組みがこんなものだったとは……」
『誰しもがこうなる訳ではないんですよ。
まあそうですね……抽選みたいなものです。
話すと長いので割愛しますね』
頭で整理する暇もなく、神様は話を続けていく。
『行ってもらうのは魔法の発達した世界です。
文明はあなたの世界とほぼ同じレベルだと思います。
同一した世界を探しましたので日常生活に困る事は多分ないです』
「魔法って何だよ、いろいろ急展開過ぎるだろ。
それに何で救いに行くんだ?」
『神様の事情です。
話すと長くなるので割愛します』
「聞かれたら困る質問されたら割愛してない?」
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