Prologue

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確かに、若干話しにくいな。優しく話すってのは。演技なら楽なんだが…。 レン「そうか…。じゃあ、エミリーも敬語は止めてもいいんじゃないか?」 エミリー「いえ、私はこういう教育をうけてきたので、この方が楽なんです。それに、年上の方にそんな事は…。」 やはり貴族ってのは大変だな。 レン「なら、様付けだけでも止めろよ。」 エミリー「それでは、レンさんと呼ばせて頂きますね。」 まあ、それでもいいか。 レン「それが呼びやすいなら自由に呼べ。」 エミリー「はい、よろしくお願いします。 それにしても凄いですね。私とほとんど歳が変わらないのに二つ名持ちだなんて。」 美少女にこんな事を言われて嬉しくない訳がないが、もう聞き飽きた言葉に思わずため息が出る。 レン「俺を誰だと思っているーーーーー
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