消えない罪

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カイ 「神が与えた罰?」 キラ 「命をもてあそんだ俺への罰」 フィーナ 「もてあそんだなんて、だってキラは」 キラ 「何であれ、俺はやってはいけないことをやってしまったんだ」 カイ 「臓器をなくしたから1週間もかかったのか?」 キラ 「あの時は臓器を取られたせいか意識を保つのが精一杯で創造魔法を使って身体を正常に戻すのに時間がかかってしまったんだ」 カイ 「それで1週間か」 キラ 「まぁな」 カイ 「それだけ聞けたら満足だ、俺は仕事もあるし帰るわ」 キラ 「そっか」 フィーナ 「・・・・・」 カイ 「フィーナ様失礼します」 フィーナ 「ええ」 フィーナに挨拶をすまし病室から出て行った キラ 「何か言いたそうだな」 フィーナ 「はい」 キラの言ったとおり図星であった キラ 「言いたい事は言っておけよ」 フィーナ 「どうして両親を生き返らせようとしたの?」 キラ 「会いたかったから」 フィーナ 「キラなら命の大切さが分かってると思っていたから両親を生き返らせようとしたって聞いた時、私は少し悲しくなりました」 キラ 「ギルドのみんなは俺に優しくしてくれたけど、俺は父さんと母さんに会いたかった、みんなは帰る家があるのに俺には帰る家がない居場所がない俺はどうすればよかったんだ」
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