序章

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バサバサ――ッ 傾いた太陽 茜色の空 飛び立つ鳥たち 「マキィィィィ!!」 横たわる少女の側で狂ったように泣き叫ぶ女 それを冷たく見下す少年が一人 無地の白いTシャツには返り血を浴び、左手には鋭利な刃物 誰にも気づかれない木の上で怪しく微笑んでいた 「……クスッ」
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