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「…ぅ~ん?なによ、うるさいわねバカ慈のくせに。喋る暇があるなら手を動かしなさいバカ慈のくせに。せっかくひー兄に内緒で私達ができるとこ……」
「んで…何してるんだ?布団にも入らず着替えもせず徹夜も考えるくらいに大変なことなのか?」
緋色の問い掛けに応えるかのように、蒼慈はテーブルに布切れを放り投げ
「…実は、学校でさ〈雑巾縫って持ってくるように〉って言われてさ。」
蒼慈は胡座をかき、伏し目がち喋り出し始めた。
「最初はいつもみたいに、兄貴に頼んで縫ってもらおうと思ったんだけどさ。そしたら桃華が…」
「ひー兄、最近居眠り多いから…疲れてるのに(蒼慈を指差し)このクズバカ慈の所為でッ!!…疲れを増やすわけにはいかないと…思って…グスッ…それで…ゥゥ~…」
そう言い、泣き始めた桃華と「…クズハヒドイヨ」と、倒れ込んで涙浮かべる蒼慈。
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