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りぼん
あなたの後ろを歩いた
夕暮れ 放課後 帰り道
火照る顔は夕暮れに隠した
あなたの落とす影の縁を
指でなぞって宝箱へ
箱の鍵はあなたにあげよう
込み上げてく想いだとか
言葉じゃ言い尽くせなくて
あなたをまだ追うことしか出来なくて
今も未来(あす)も放り投げて
綺麗な夢からも覚めて
そんなことはまだ私には出来なくて
夕暮れに歩くあなたは
時折ふと寂しそうだから
知らないうちにふと消えてそうで
だからあなたの影を踏んだ
どこかへ行ってしまわぬように
重なる影はあなたにあげよう
込み上げてく想いだとか
言葉じゃ言い尽くせなくて
箱の鍵は箱の中に飾りたいだから
今も未来(あす)も放り投げて
「好きなんだ」と言えるのなら
そんなことはまだ私には出来なくて
あなたの後ろを歩いた
夕暮れ 放課後 帰り道
火照る顔は夕暮れに隠した
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