三人の夏祭り

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右手のママの細い手と左手のパパのゴツゴツした手がレイの身体を浮かした。 「わーい、たかーい。」 無事に地面に着地するとまだ物足りなくなった。 「パパ、ママもう一回やって。」 「レイもう勘弁してくれよ。」 パパは、眉毛を八の字にしてボリボリ頭を掻いた。 その時優しくて懐かしい声がレイを呼びかける。 「レイちゃん」
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