三人の夏祭り

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玄関の前にはお婆ちゃんがレイを待っていた。 「お婆ちゃん! 」 パパとママの手を振りほどいてお婆ちゃんに駆け寄った。 「お婆ちゃん、早く盆踊りに行きたいよ。」 「じゃあ、急いで浴衣を着せてあげましょうね? 幸子さんも着ますよね? 」 「私まで申し訳ないです。」 「浴衣ぐらい着れないとね。覚えておくといいわよ。」 ニッコリとお婆ちゃんが言うと、ママは 「ではよろしくお願いします。」 と、深く頭を下げた。
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