第1章

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1ヶ月前に親が離婚し、 卒業と同時にこの町を出て行くと知らされた日からなんだか急に愛おしく思えてしまうから不思議だ。 人間そんなもんだろ? ふと窓に目を向けると隣りの家の窓が見える。 今はカーテンが閉められてるけどあの窓が1番思い出が詰まってるかもな。 ――あいつ昨日泣きながら言ってたもんな。 「明日は今より話せなくなりそうだから… だから、今言うね。 バイバイ」
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