第1章

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「成輝お昼何が良い?簡単なものしか作れないけど」 時計を見るともう少しで1時。 言われてみれば腹も空いてきた。 「まだ台所片付いて無いだろ? コンビニ近くにあったし俺が適当に買ってくるよ。」 にしても人が多いしビルもある。少し汚れた空気を吸い込んだ。 目で、肌で、鼻で、都会に来たのだと実感する。 んーと、弁当と、飲み物と、おにぎりと後は… カップラーメンで良いか。 人気商品と指されたラーメンに手を伸ばす。 と、誰かと手がぶつかった。 あっ…か、可愛い!! 「私の方が速かったわよね?」 しまった、見とれてた。 開いてた口を閉じて我に返る。
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