第1章

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「ただいま。はい弁当とおにぎりとお茶。」 家に帰ってからもあの笑顔を思い出してしまう。 同い年かな? 可愛かったしまた会えるかな? 「成輝、明日お墓参りとご近所さんに挨拶まわりに行くからそれまでに部屋きれいにしとくのよ。」 「うん、わかった。」 墓参り。 じいちゃんとばあちゃんか… 昔遊んでもらった事もあったっけ。 そんな事を考えながら本棚の片付けをしていると自然と手はアルバムへと伸びる。 うーん。小さい時の俺はなかなか可愛かったんだな。 言っとくけど俺はナルシストじゃ無いぞ? 写真の中では幼稚園位の俺とじいちゃんが野球したり、 ばあちゃんに買ってもらったお菓子を頬張ったりしていた。
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