野村 亜希絵

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物心ついた頃から、私は実の父親に虐待を受けている。     自分の家庭が異常だということに気付いたのは小学校3年生の時だった。 友好的な性格でもなかった私は小学校に入学してからも一人で過ごすことが多かった。   そんな私に声をかけてくれた友達の家に遊びに行くと、優しそうなお母さんが出迎えてくれた。 幼稚園に通っていなかった私はその時初めてジュースとお菓子を食べた。   友達のお母さんは私を叩かなかった。
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