特大ドリルをへし折ろう!

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俺自身の噂がそんな変な風に伝わってたのにショックを受けつつも、まだ立ち向かってくる忠誠心バリバリのやつらを斬る。 しかしすでに流れはこちらのもの。この流れはそうそう変えられるものではない。 そうだ。ついでに怜蘭にちと教育をしようか。一度は潰されたとはいえ根っこは中々変わるものじゃあないからね。 ちなみに武器は新しく買ってあげました。 「怜蘭!己が目でしかと見よ!これが我らの戦い方だ!」 敵を斬り倒しながらも周りを見る怜蘭。少し周りを見るだけの余裕が出来たのは褒めるべきか。 そこにはそれぞれが個々に動いている様に見えて互いが互いをカバーするように動いている鬼兵隊の面々。しかし動きの流れは変わらない。 例えば凪、真桜、沙和の三人。凪が前の敵を倒して横から攻撃されそうになるが、それに目を向けること無く凪がしゃがんで頭上を真桜のドリルが通過する。沙和はその双剣の素早さを利用して二人の死角にいる者を斬り刻む。 元々三人で戦っていたからか、鬼兵隊の中でコンビネーションに関しては三人が一番だ。まぁ……ここまで強くするのに血ヘド吐いてもらったが。
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