特大ドリルをへし折ろう!

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霞が探しているとしても相手が少人数で行動しているなら見つけるのは難しいかもだ。 なら俺達はさっさと戻って華琳に報告だ。完璧に討ち倒せなかったのは不服だがしょうがない。 「隊長?これからどうするのです?」 「敵はすでに逃亡、残留兵や殿もいないならさっさと戻って華琳に報告だ」 「了解なの!」 「はぁ……くたびれ損だぜ」 真桜だけズルいと集まってきた沙和達を撫でまくりながら俺達は本陣へ戻る。 刹那の愚痴も最もだが戦とはこういうもんだ。 しかしまさか霞の到着より早く撤退するとはな。流石袁紹、逃げ足だけは速いねぇ。 とか思ってるうちに本陣へと到着。黒覇を韓碌に預け、中に入―― 「あぁ……華琳様ぁ」 「ふふふ、たっぷり苛めてあげるわよ桂花。さぁ、もっとこちらに来なさい」 ――ろうか入るまいか。どうしよう……。 「む?夏彦。帰ったか」 「あっ!兄ちゃん!」 俺が天幕に入ろうか入るまいか悩んでいると横から秋蘭達が来た。 なんて良いタイミング……!
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