2189人が本棚に入れています
本棚に追加
二人の言葉に傷心気味になるが、我が妹作の杏仁豆腐にて気持ちを回復。
「まぁ別に俺は構わないが……そのくじとは何時やるんだ?」
「もうやりましたよ~」
月の杏仁豆腐で夢心地だったにも関わらず、風の言葉で思わず吹き出しそうになる。今言いに来たばっかなのにいつの間に!?
「鬼兵隊が別れるのは既に決まってますからね。ですから夏彦殿が来る必要は無いと思いまして呼びませんでした」
「お兄さんは私達と同じ西軍ですよ~」
せめて始めに教えてくれても良いだろうに、と思いながらも黙って聞く。もう何を言っても決まった事だからクドクド言っても仕方がないし。
「私達西軍には他に秋蘭様、流琉、霞です」
「おっ、秋蘭も一緒か」
「露骨に嬉しそうですねお兄さん」
思わず口に出てしまったが素直に嬉しい。それに他のメンバーを見てもどことなく冷静になりやすいタイプの人が多いね。
こりゃついてたな。
最初のコメントを投稿しよう!