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しかしあちらは恋や春蘭がいるし、桂花も華琳がいるからめちゃ張り切るだろうしなー。ねねは恋がいるから勿論の事。兵の方はどうなるか知らないが、将に限っての士気は異様に高いはずだ。
これは五分五分かな?
「まぁな。ところで勝敗はどうやって決めるんだ?」
「両陣営の本陣に大将旗がありますからそれを取れば終了、取った方の勝ちです」
ふむ、なら本陣に先に辿り着いた方が有利っていえば有利だな。それまでが大変だけど。
でも春蘭と恋が同時に来られたら対処がキツい。だってほら、俺は兵いないし。俺がいくら頑張ったって、対処できる数はどうしても限られてくる。挑発とかして引き付けるしかないか……多分春蘭しか引っかかりそうもないけど。
「まぁそういう事なので明日はよろしくお願いしますね~」
「あぁ、了解」
全て言うことは伝えたのか、風と稟は去っていった。
準備とは言っても俺は一人だし、武器も使っちゃいけないからすることがない。訓練だから面も着ける気無いしね。
「さて、明日は大変だ」
「頑張って下さいね兄さん!」
「おぅ!実に面倒だがな!」
「月が応援してるのにやる気の無い事言ってんじゃないわよ!」
月の応援に俺は笑顔で返事をし、詠の言葉に適当に言葉を返しながら杏仁豆腐の最後の一口を頬張る。
うん、美味い。
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