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そんなこんないろいろあったが、華琳の『要は頑張りなさい』の一言でその場は終わり、今は各陣営に戻っている。
桂花と春蘭が目に見えて張り切っていったのは言うまでもない。
「それでどうしますか?春蘭様達は俄然やる気でしたし、季衣もお腹一杯ご飯食べるって目が燃えてましたよ」
苦笑しながら言う流琉。皆も同じようにしていることから、俺は勿論その場の全員の頭の中にありありとその情景が浮かんでいるのだろう。
何ともわかりやすい。
「そうですねー。とりあえず鬼兵隊と春蘭様と恋ちゃんは攻撃要員でしょうからー……お兄さん」
「え?俺?」
「姉者はともかく恋を止められるのはお前だけだ。それに鬼兵隊は、お前がやりたいんだろう?」
確かに鬼兵隊は俺がやりたい。しかしそこに恋が入るとなると……同時だったら無理だな。どちらか一方しか抑えられん。
そうなると補助に一人欲しいところ。俺の身体は一つしかないからな。
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