こどもになる日。

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  上『ほーらほーら!かかってこいよ!バカ西アホ西ー!』 仁『こんにゃろぉ…っ』 上田は未だに赤西を挑発していた。 赤西は腹を抱えて身動き取れずにもがいてる。 上『ほーらほーら!バーカアーホアーゴボーケ!』 中『こら!たっちゃん!』 ―ペシッ! そこに中丸が来て上田の頭を叩いた。 上『いたぁいっ!なにすんのさゆーいち!』 中『なにすんのさじゃない!なんでカメいじめるの!人いじめちゃダメって言ったでしょ!!』 上『だって…』 中『だってじゃない!仲良く遊ばなきゃダメでしょ!!泣かしちゃダメ!いじめてもダメ!!』 上『ぶーっ…』 中『ふてくされないの!!ほら!カメに謝ってきなさい!』 上『……はーいっ』 上田は怒られてショボンとしながらカメのとこに行った。 上『…カメっ』 亀『たっちゃん…?』 上『あのっ…えーとぉっ…』 亀『…??』 上『ごめんなさいっ!』 上田はカメにペコッと頭を下げた。 亀『うんっいいよ』 上『ほんと…?』 亀『うん!もう大丈夫!』 上『よかった!ごめんね!』 亀『いいよ!遊ぼ!』 上『うんっ!』 亀『じゃあオニごっこ!たっちゃんオニね!逃げろー!』 上『よーし!待てー!』 仲直りをしたカメと上田はオニごっこを始めた。 ……って感じ。 なんだかさっきからガキ化してんだよあの二人。 そして中丸は幼稚園の先生状態。 一体なにがあったわけ?? 上『カメ待てーっ!』 亀『やーだよー!』 楽屋の中をドタバタ走り回る二人のガキ。 上『よし!つっかまーえた!』 ―ギュッ!! 亀『ひゃあっ!あーあ!つかまっちゃったあー!』 上『じゃあ次カメがオニね!逃げろー!』 亀『待て待てー!!』 聖『おい!!そこのガキ二人!!』 亀&上『??』 俺はきゃっきゃはしゃぎ回る二人に声をかけた。  
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