第1章 恋求めるお年頃…

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私の通る道には男が群がる。 私の髪の匂いに誘われてやって来る。 周りにいる男なんて皆浅ましい…。 これまで色々な不愉快を味わってきた。 勝手に写真を取られたり、着替えを覗かれたり、家まで付けられたり、下半身を露出されたり…。 そしてそのたびにこう感じる。 “男は怖い”…。 そう、私は男に冷たいのじゃなく、男が怖く思えて仕方ない。 だけど恋がしたい。 温もりを感じて愛されたい。 矛盾してるからこそ心が苦しい。 私の内面は脆くてあまりにも弱いんだ。
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