第1章 恋求めるお年頃…

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あぁん、画面の向こうであんなにも輝きを放っているセバスチャン様が、こんなにも愛しい…。 「イエス、マイ、ロード」 私も言われたいよ。 あのね、もしセバスチャン様が執事で私がご主人様なら…、 あぁ~ん! 気が狂いそう。 毎日添い寝してもらって、それで髪を優しく撫でてもらうの。 「イチ様の髪は美しい」 何て言ってもらったりして…。 お風呂だって一緒に入って、私は両手を伸ばし上目遣いにこう言うの。 「きてぇ~」 私はまだまだ未熟だ。 もっと綺麗になりたい。 綺麗は自信に繋がる、そしたら王子様が私を求めてくるはず。
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