不死の焔は消えない記憶と共に-Ⅰ-

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「カリカリカリカリカリ…」 「?なんだ」 木戸から何か、物音が聞こえる こんな朝早くから 護衛の依頼か? それとも慧音か? ………いや、 輝夜は絶対ないだろうが… 「誰だ?開いてるから入ってきていいぞ。」 「………………」 「……私の気のせいか?」 妹紅は不審そうな表情で、 首を傾げつ 立ち上がり戸を開けた。 「誰もいな…「にゃぁあん」…い…え?」 戸を開けて 眼に飛び込んできたのは いつもの竹林の景観―― だったが 「お前だったのか…」 「んにゃ」 足元を見ると 真っ白い毛並みに ビー玉のような瞳をした ‘小さな訪問者’もとい ‘白い猫’が 妹紅の足にすり寄っていた。    
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