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「カリカリカリカリカリ…」
「?なんだ」
木戸から何か、物音が聞こえる
こんな朝早くから
護衛の依頼か?
それとも慧音か?
………いや、
輝夜は絶対ないだろうが…
「誰だ?開いてるから入ってきていいぞ。」
「………………」
「……私の気のせいか?」
妹紅は不審そうな表情で、
首を傾げつ
立ち上がり戸を開けた。
「誰もいな…「にゃぁあん」…い…え?」
戸を開けて
眼に飛び込んできたのは
いつもの竹林の景観――
だったが
「お前だったのか…」
「んにゃ」
足元を見ると
真っ白い毛並みに
ビー玉のような瞳をした
‘小さな訪問者’もとい
‘白い猫’が
妹紅の足にすり寄っていた。
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